NYCメッセンジャーによるNYCメッセンジャー/サイクリストの写真集"Bike Messengers Life New York City"
Circles経由で入荷しました。3780円です。
もし欲しいなと思ってて、たまたま大須に来る用事がある人はぜひ。
ニューヨークは大好きです。
メッセンジャーを始める以前から主に音楽的に憧れておりました。
自分のバンドにニューヨークバンドという名前を付けたぐらいです(メンバーからの不満により改名されました)。
大好きなジョン・ルーリー、ジョン・メデスキやジョン・ゾーン、マーク・リボーといったTZADIKレーベル周辺、ほかにもソニックユースにビースティーボーイズらが活動する街だし、さかのぼれば僕のヒーローであるジェイムス・チャンス、リディア・ランチといったパンクスたち、もちろんジャズでもルー・ドナルドソンやモンク、バド・パウエルなんかはホームであり、バードランドやスモールズといったクラブでは数々の名盤が録音され、ライブハウスの聖地CBGBがあり、他にもニッティングファクトリーやトニック、ストーンではエッジの効いた演奏が聴けて、と書いてると興奮しがちですが、憧れだったのです。
メッセンジャーを始めるとまたニューヨークの別の側面が見えてきます。有名なフィルム"PEDAL"やいろんな写真、youtubeでみたAlleycatの映像などなど。仕事とかライフスタイルの価値観がひっくり返りそうになりました。
その後、名古屋でメッセンジャーをやるということ、あとバンドの方向性をなんとなく失ったまま行ったニューヨークで、向こうにいたバンドメンバーの紹介でなぜかやっぱりメッセンジャーをやらせてもらうことになり、週5でメッセンジャーやりつつ、他にもブロンクスでの大きなAlleycatを走ったり、
Times upで手伝いしたり、前述のトニックやストーンや他の小さいクラブでいろんな演奏を聴いて回ったり(名のあるクラブは高くて行ってません)、量ばっかり多くて味はなんともなご飯ばっかり食べてたり、トイレがなくて困ったり、コニーアイランドのジェットコースターが本当に怖かったり、一生懸命しゃべった英語をスペイン語と間違えられたり。
とにかくエキサイティングな街でした。
今自分のやっていることはこのときの体験が元になっていると思います。
どこの街にもシビアな現実があると思いますが、そういうものをあまり見ずに帰ってきたので僕にとってニューヨークはただただ甘く、思い出すと切ない街です。
思い入れたっぷりの偏った文章でしたが、そんな街のメッセンジャーたちを撮った写真集です。
メッセンジャーと言う側面から写真集がつくれる街だなんて素敵だと思いませんか。
僕はそんな街に住みたいと思うのです。
Bike Messengers Life New York City 3780yen
名古屋市内であれば送料500円でメッセンジャーがお届けします。(お届けは翌日以降)
izuru